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『日本再興戦略』を読んだ

自分のストレスがどこからくるのかを分析してブログに公表しようと思っていたのだが、なんだか全然まとまらずに数日が過ぎたので、諦めて他のことを書くことにする。


落合陽一さんの『日本再興戦略』を読んだ。

今、僕の中で落合さんブームが来ている。
その落合さんが、読んだ本を文字にしてまとめることの重要性を説いていたので、僕も習ってみようと思う。


この本の言いたいことはタイトル通り、日本を再興するにはどうしたらいいのか、ということだ。
そのために問題としているのが、未だに日本に根付いている近代思想。

日本は脱近代すべきだと彼は言っている。
脱近代とは何かというと、均一的な働き方を辞め、欧米という幻想を捨てること。
では欧や米の思想とは何かというと、一神教からくる個人主義だ。

元々日本人は全体主義的にモノを考える人種だった。
それが、戦争やら何やらで、西洋の価値観を入れざるを得なくなったのだ。

近代では正しかった、同じ価値観を持つ人間を育てる教育はもう止めて、多様性を重視していこうと落合さんは言っている。そしてそのうえで、個人を重視した価値観ではなく、一つのコミュニティに属する人間の一人として物事を考えていけばいい。

だがそれらのことをいきなり変えるのは不可能だ。
だからそれを、テクノロジーという方法で落合さんは解決しようとしている。

現代日本の良さをきちんと提示したうえで、今までの間違った思想は捨てて、日本語もアップデートして、テクノロジーで日本を良くしていこうねと、まあそういう話だ。



落合さんの面白いところは、日本に対して徹底的にダメ出しをしながらも、日本を諦めていないところだ。
もちろんそれはロジカルな思考から導き出された結論で、当然の帰結だ。本人もそう言っているのだけれど、僕のような夢想家は別の視点から見てしまう。


落合さんは海外でも評価されている方で、有名な賞をいくつももらっている。
当然、お金も持っている。
つまり落合さんにとって、わざわざ日本を軸に生活する理由がないのだ。

はっきり言って日本をアップデートするのはかなり面倒くさい。
やる意味はとても大きいが、やる必要はどこにもない。特に落合さんのように、海外でも地位が確立している人は。


僕が最近提唱している言葉に、『論理の飛躍に、その人の人生がある』というのがある。
とても頭の良い人がロジカルに考えた思考の出発点は、日本が好きだという、ただその一点に尽きるのではないかと思う。

好きなこと、ストレスのないことばかりを追求してきた人間が、半端じゃなく自分事として日本について考える。
それは、好きなことを何故やるのかを考えつくした上で出た結論だからだろう。

好きが高じて義務感に転じるその転換点には、たぶんその人の人間性が詰まっている。それを全てさらけ出してくれているから、僕はこの人が好きなんだと思う。

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